ちょっと愚痴

表現するという事を生業にする。

 

何故だか物心ついたときから思ってた。

でもその思いの極端にあったのは『役者なんて河原乞食』

母が言ってた言葉

もしかしたらばあちゃんも言ってたかもしれない。

 

でも歌舞伎・狂言・大衆芸能に連れていってくれたのも母

 

私よりも母の方が芸能が好きなのかもしれない。

 

うちにはトイレに母が墨で書いた百人一首が貼ってあった。

 

めぐりあひて みしやそれともわかぬまに くもがくれにし よはのつきかな

 

よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ

 

この2首の記憶しかない

どっちも愛の歌

かあさん好きなんじゃない

お芝居も色のある歌も

 

もしかしたら私は母さんがやりたかった事を代理でやっているだけなんだろうか……。

 

なんかそんな事を思ったそんな夜……。